終幕、気づけば夏

片岡自動車工業 二本立て

vol.3「関ヶ原の見物人」

vol.4「お局ちゃん御用心!」

終幕しました。ご来場いただいた皆様、応援してくれた皆様ありがとうございました。

そして観劇予定だったけど、来れなくなってしまった方もいて悔しい思いですが、何事も唐突に押し寄せてくるなぁという台詞を借りて言うと、私自身も公演中止を過去に一度経験したことがあって。それは今回のとはまた違った中止の仕方だったのですが。

出演者もスタッフも全員無事で揃うけど、気持ちはあっても幕が開けれない。交通機関の全停止や、震源地近くでは家屋の崩壊やガスが通らない被害もありました。

一日2ステージができなくなってから、余震があったりと気が気でない方が多かったはず。

稽古を積み上げてきて、当たり前に本番期間になったら幕があくと思ってたけどそうじゃないと言うのを身にしみて感じた。

それでもたくさんの方が劇場に足を運んでいただき、特別な場所になった。備えはいくらあっても足りないのかもしれんけど、その都度対応が効いて安心して観てくださいと言うアナウンスがあるのは、それまでの準備がしっかりあったからできること。

公演中止の翌日から千秋楽までは祈るような気持ちで、おまじないのような片岡さんの前説があって、心強いスタッフ陣の存在があって、全員の結束力があって、おもしろかった!元気もらった!と言う感想をもらえて、ほんまによかった。

 私は「辛抱ができない忍」ホオヅキと言う名のくノ一でした!

忍者というのは表に出ない、隠密行動、派手ではないので、それに基づいて付いた名前が草花類のホオヅキだそうです。ほおづきで調べたら、私が持ってた提灯も繋がってますよ。

お局ちゃん御用心!はなんども言いましたが劇団よりも劇団化してる座組やった。

袋小路林檎さんを筆頭に笑顔とパワーが漲っていた。

三味線の竹内獅士丸さんは普段は気さくやのに、ステージにたつとかっこよかった。

関ヶ原の見物人はなんやろ、朝がくるまでのたった一晩の話やのに、心の揺れが覚悟に変わった瞬間の男たちの気迫はすごい。あっぱれな作品やった。

 

悲しいことや受け入れがたいことは人それぞれにおこる。

何かに夢中になってたら幾分か気は紛れる。でも決してそういったことをないがしろにして夢中になったわけでなく、いつでも頭の片隅にあるもんで。そういう気持ちに勝る愛をいっぱいもらった。私は片岡自動車工業に夢中やったんやなぁとこころの底から思う。

 

ロスという言葉をよく使うけど、ロス状態になっても死ぬわけじゃない。いくらでも面白いもんや興味があるものは見つかる。

一歩でも二歩でも、半歩でも、前に進んでから振り返ろう。

振り返ることはいつでもできるから、進むのは力がいるから、片岡自動車工業の「関ヶ原の見物人」「お局ちゃん御用心!」を観て力をもらった皆様はチャンス。

 夏がくるね。祭りの後は片付けをするよ。

会いたい人にも会いに行くよ。

またあおう!

 

 

 

 

 

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