はじまりの一歩


RABBIT HEART PROJECTの基礎稽古をしています。

基礎稽古を私も一緒にしているのですが、メンバーのみんなと一緒に片岡さんが話したり説明したりしていることを聞いていると、まだ自分が芝居をし始めたときのことを思い出します。自分自身どういった役者でどういう女優になりたいのかと、抽象的ではなく具体的に言葉で説明したり想像したりするようになったのはまだまだ最近のことで、それでもリスペクトする先輩たちの考えには及んでいないけれど。これから先のことに目を向けがちですが、自分が今日まで培ってきたり得たことというのは信じたいなぁと今回RHPで思いました。

芝居の導入が片岡さんが座長の劇団でしたが、そこから解散公演もあり、東京にも行き、帰って来て、他の演出家や作家や劇団に出演させてもらい新しい発見や劇作への取り組み方を色々と学んでいる最中。そんな中で改めて出演ではなく演出助手で関わっているこの現場で、また違ったところを鍛えています。

わかっていることや知っていることは、初めて聞く人よりも疎かに聞いてしまいがちですが、そういうことをピュアな気持ちで一から聞くことはとても新鮮です。

これは私がえーびーがたを主宰して、演出ということをしたからこそ思うことかもしれないけど、自分が台本を書いているからわかっていることを、出演者の皆さんに説明するのはとてつもなく難しいことです。

めっちゃ初歩的なことですが、そこは上手から出て来てほしい、ということでさえも、前から見ている私は「そっちから出てきて」と慣れない方向から指示を飛ばすことが出来なかった。「そっちとは?」「どのタイミングで?」「芝居しながら?それとも立ち位置についてから?」という疑問が生じるわけで、それを説明するにも時間をとるし、自分の考えを100%伝えるにはいくつもの言葉を重ねて説明するのだけれど、それでも100%には到底及ばない自分のボキャブラリーの乏しさにうんざりすることもしばしば。

話が逸れたけれど、今回のRHPには初舞台の人からいくつも舞台に立っている人と様々。

「上手から出てきて」という前に、「上手と下手とは?」の説明から入るのだけれど、片岡さんがみんなに教えてくれた例え話と説明で、思い出したことがあった。

私も劇団時代に教えてもらったのだけれど、その時に「確かに」ではなく「なるほど!!」となって、世紀の大発見レベルの感動と納得をしたものだった。

人に何かを教えるというのはこういうことだなぁと思う。

色々な忘れていたというか、脳や体が記憶していたことを、確認するように思い出しながら、さらには見る目を鍛えながら私も成長させてもらっている。

昨日より今日、今日より明日!

カラスが鳴いている。そんな日に一曲。


by.MEGUMI   MAKABE

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